放射線や放射線の情報、内部被ばくの検査法、除染作業について解説していきます。

放射能と放射線に関する情報サイト

放射能と放射線に関する情報サイト TOP

放射線とは、広くは、全ての電磁波と粒子線のことを指します。
ただし、一般には、放射線とは、物質を通過する際に原子や分子をイオン化させることができる電離放射線のことを意味します。

また、原子力基本法においては、放射線は、電磁波と粒子線の中でも、空気を電離するほどの能力を持ち、政令で定められたものと定義しています。

電磁波は、磁場が変化することに伴い、周辺の空間に生じるという性質を持っており、振動する電場が変化することで磁場が発生し、この磁場が変化することで、さらに新たな電場が発生するということを繰り返しながら、周囲の空間に伝わっていきます。
主な電磁波には、光、X線、ガンマ線などが挙げられます。

粒子線とは、原子核や、中性子、電子などの細かい粒子の流れを意味し、粒子線には、アルファ線、ベータ線、電子線、陽電子線、陽子線、重イオン線、中性子線などが挙げられます。

放射線による影響に関しては、放射線を出す側ではなく、放射線を受ける側でどれだけの量を受けたのかということを計測します。この受けた放射線を「線量」といいます。
線量の人体への影響を計測する場合には、吸収した線量に放射線の種類などを考慮してはじき出された数値をシーベルトで表します。


放射能とは何か

放射能とは何かを説明する前に、原子と原子核について簡単に説明することにします。

ここで、原子や原子核という言葉になじみがない方に、原子と原子核について解説しておきます。
原子は、正の電荷を持つ原子核と負の電荷を持つ電子から構成されています。
この構成について知っておかなければ、放射線や放射能のことが理解できないと思います。

そして、原子核は、正の電荷を持つ陽子と電荷を持たない中性子から構成されています。
原子核が持つ性質については、この陽子と中性子の組み合わせによって違ってきます。放射能とは、基本的には、原子核が放射線を発生させる能力や性質のことを意味します。
原子核はもともと不安定なものであるため、安定かするために放射線を発します。
例えば、三重水素の原子核の場合、ベータ線を放出することで、陽子が2個と中性子2個で構成される安定化されたヘリウム原子核へと変化します。
この例のように、原子核は、放射線を発することで、全く異なった性質を持つ別の原子核に変化することができます。このことを、原子核の「壊変」と呼んでいます。
放射能の強さはベクレル(Bq)という単位であらわされます。
1秒間に原子核が1個壊変すると1ベクレルとあらわします。

参考サイト:放射線とは - 原子力発電について | 電気事業連合会


放射線リスクQ&A

妊婦への影響はありませんか?


妊婦であっても普通の人と同じ対応をしていれば特に問題はありません。
胎児が放射線を浴びた場合のがん発症リスクは、成人の2~3倍程度と言われています。
しかし、母体が、妊娠期間中に浴びた放射線量が100ミリシーベルト以下であれば、胎児への影響はなく、奇形や精神遅滞などの心配はありません。
また、胎児が小児期や成人期になってからの発がんリスクも、小さいと考えられています。そのため、妊婦であるからと過剰に心配することはありません。
また、妊婦についての注意に関しては厚生労働省のHPを参考にすると良いでしょう。


子供の甲状腺がんのリスクはどうなっていますか?

子供の甲状腺がんのリスクについては、甲状腺に100ミリシーベルトの放射線を受けた子供の1,000人中2人に発症すると言われています。
また、ただし小児の甲状腺がんは治療可能で、平均余命まで生存することも望めます。
日本ではもとから、一年に10万人につき7人の割合で甲状腺がんにかかっています。
なお、長野県で、福島県から避難してきた子どもの甲状腺検査の結果が変化したという報道がありますが、日本小児内分泌学では、「今回の検診で『検査値の基準範囲からの逸脱』と言われたものはごくわずかな程度となっており、一般の小児の検査値でも見られる範囲のものとなっています。つまり、放射線被ばくと結びつく根拠がないとしています。


TOPへ戻る